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令和6年3月29日
幼保連携型認定こども園
大阪国際大和田幼稚園
令和5年度「学校評価」実施報告内容
令和5年度「学校評価」の実施内容を下記の通り報告します。
Ⅰ.実施概要
教職員の設問については、昨年と同様にし、評価にはA.B.C.Dの4段階評価で行なった。
教職員の評価アンケートでは、次の点が評価・課題として浮かび上がった。 『Ⅱ 指導計画(日案・週案・日案)』の項目の評価が前年とほぼ同じ。この項目内容は、幼稚園教育の基本となる部分で保育の中で育ってもらいたいねらいを実現させるためのもの。現在の様子から子どもの姿を予測し年間計画から月案計画・週案計画をしっかり立て日々の日案を具体的に立案する。
この項目の評価がほぼ同じであることについては、教員一人一人が「何を経験させてどのように育てたいのか」ということをしっかりと考えて取り組むことができるようになってきたと考えられる。
『VI 特別支援教育』の項目については、肯定的な評価は昨年と同様であるが、Aの【よくあてはまる】の評価が下がっている。
昨年度同様「個別の教育支援計画」及び「個別支援計画」を作成し、子どもの実態や支援方法、評価・考察をまとめたりしたが、コロナ禍で守口市の「5歳児健康診査(巡回支援事業)」の中止等保健師及び臨床心理士、理学療法士の方々から専門的な見解やアドバイスを受け、指導に役立てたりする機会が無かったことと、特別支援時がクラスに増えた事等が原因だと思われる。コロナ禍の中外部研修を受ける機会が少なくなり、指導方法なども意見を出し合い皆で考え、随時担任外・副園長なども一緒に幼稚園全体で取り組み指導方法なども意見を出し合い取り組んできたが評価が下がった。今後も支援を要する幼児については、指導方法や配慮などについて、担任一人が抱え込んでしまうことのないよう 園全体として取り組み、学年毎のグループで取り組み、支援体制をさらに整えていきたい。
『Ⅶ 学園グループとの連携・交流』では、特に「短期大学部幼児保育学科及び学園グループとの連携」を充実させるために、幼児保育学科の先生や学生と様々な活動に取り組んでいけるように年間計画を立てていたが、コロナウイルス感染拡大で大学がオンライン授業になり交流は中止になった。実習生の受け入れは積極的に行ったが、連携交流については十分ではなかった。コロナ禍の中で工夫し出来ることを精一杯取り組むことが出来た。学生の授業が再開された時今後の連携交流の見通しと今年度の共同研究・研究保育の継続見通しも立てることができた。
保護者アンケート
- 教育・保育方針
- 「生きる力」の基礎を育成
- 重点目標
-
- ●乳幼児一人一人の発達の過程に応じた環境の充実と情緒の安定をはかり規則正しい生活時間・生活リズムを育む。
- ●園児一人一人が安定感を持って過ごし自分の気持ちを安心して表すことができるようにする。周囲から一人の人間として受け止められて育ち、自分を肯定する気持ちが育まれていくようにする。
-
(肯定的評価 A+B)
-
A: そう思う B: ややそう思う
C: あまり思わない D:そう思わないA% B% C% D% A+B お
子
さ
ん
は1 お子さんは、幼稚園・こども園に安心して楽しく通えていますか 88 12 0 0 100% 2 入園後は友だちと、よく遊ぶようになりましたか 77 20 2 1 97% 3 一人で自分のことができていますか 52 40 5 3 92% 4 必要な時「ありがとう」「ごめんなさい」が言えていますか 60 37 2 1 97% 5 良いこと・悪いことの判断ができるようになってきていますか 55 41 4 0 96% 6 約束を守って遊ぶことができていますか 50 45 5 0 95% 7 最後まで頑張る力が育ってきていますか 53 40 6 1 93% 保
護
者
の
方8 子育ては楽しいですか 72 27 1 0 99% 9 子育ての相談相手(協力者)がいますか 81 15 3 1 96% 10 子どもと触れ合う時間を大切にしていますか 72 28 0 0 100% 11 規則正しい生活を心がけていますか 67 30 3 0 97% 12 お子さんに忘れ物がないか確かめていますか 53 36 10 1 89% 13 あいさつや身の回りの始末など、基本的な生活習慣を身につけさせていますか 63 36 1 0 99% 14 幼稚園・こども園と協力して子どもの成長を見守っていますか 82 18 0 0 100% 15 幼稚園・こども園の行事や参観などに参加していますか 93 7 0 0 100% 16 ① 現在就労している ② いいえと答えた方にお聞きします。近い将来、就労したいと思っている(A~D) 65 17 11 0 82% はい 70 いいえ 30 幼
稚
園
・
こ
ど
も
園17 教育方針や子どもの様子をわかりやすく伝えていますか 72 24 4 1 96% 18 遊びを中心に実体験を大切にした教育活動に取り組んでいますか 80 18 2 0 98% 19 一人ひとりの個性を大切にし、意欲や自信を持てるようにしていますか 75 22 2 1 97% 20 あいさつや身の回りの始末など、基本的な生活習慣をみにつけさせていますか 87 13 0 0 100% 21 話したり聞いたりする意欲や態度を育てることに務めていますか 80 19 1 0 99% 22 集団生活に必要な、きまりや約束の大切さを指導していますか 86 14 0 0 100% 23 幼稚園は、野菜を育てたり、食べたりする経験を通して「食育」への関心を高めるようにしていますか 83 16 1 0 99% 24 避難訓練や安全指導(交通安全・防犯)などで子どもが安全に対する意識や習慣が身に付くように務めていますか 90 10 0 0 100% 25 飼育・栽培などを通し自然に親しめる環境を整えていますか 85 14 1 0 99% 26 工夫された園行事を行っていますか 78 20 2 0 98% 27 未就園児登園・子育て相談・園庭開放・預かり保育など子育て支援を行っていますか 86 12 2 1 98% 28 大学の豊かな施設を生かした保育が実践されていますか
(メモリアルホール・大学グラウンド等)86 13 1 0 99% 29 園の情報を「クラスだより」や「園ちょこ」「ホームページ」を通して、わかりやすく伝えていますか 78 19 3 0 97% 本
園
を
選
択
さ
れ
た
理
由30 本園を選択された理由の欄に○印をご記入してください。(複数選択可) 記入欄 ア 自宅から近い(送迎の負担が少ない、身近に感じる、歩いて通える等) 54% イ 保育内容が良い(遊びを中心とした保育、のびのびした保育、体験を通した保育、子どもの視点に立った保育など) 70% ウ 環境がよい(施設がきれい、広い、自然が多い) 82% エ 保育教諭が熱心に指導し親しみやすく信頼できる。相談もしやすい 48% オ 大学の豊かな環境を生かした保育が実践されている。
(大学生との自然な触れ合い、交流、吹奏楽部によるコンサート、人形劇等鑑賞)57% ク その他 9%
実施方法
「令和5年度『学校評価』実施内容の報告」「教職員『自己評価』アンケート集約」「保護 者『学校関係者評価』アンケート集約」を郵送して、各委員から意見、感想を書面にて論評 していただいた。
令和6年2月22日(木)発送
評価のまとめ
今年度は評価をA・B・C・Dの4段階に分けて行ったことで、どの項目も、肯定的であるか否定的であるかがよくわかり、肯定的評価(A+B)の高い・低いで課題が明らかになった。
また、「幼保連携型認定こども園」移行7年目としての評価と課題を分析していくことで、来年度からの方向性を明らかにしていくことができる。
- <評価すべき点>
-
肯定的な見解
- 園舎での生活
新しい環境にも慣れて、園舎の環境を充分活用し危険の無いよう工夫している。遊び方も沢山の園児が一度に園庭に出ると危険なので、分散したり、遊びのルールを決めたりして、安全を考え工夫した環境も整えている。また乳幼児(0歳~2歳)も幼稚園児と一緒に遊び自然な交流を行い充実している。 - バス送迎に係る安全徹底マニュアルの見直し、改訂版の作成が出来て良かった
- 乳幼児虐待について自分事と考え、振り返りや職員同士での話し合い、乳児安全対策マニュアルに沿って確認、研修ができ意識出来ている。
- コロナ感染、インフルエンザの感染拡大が続く中で、行事全て実施出来たのは、園長始め「教職員皆様の努力があったからである。これからもしっかり予防対策を行い園児のために頑張ってほしい。
- 乳幼児保育について
0・1・2歳児を受け入れ乳幼児保育が7年間安全に無事過ぎてホッとしながら、大和田幼稚園の乳幼児保育が一つ一つ確立しつつある。
7年間で職員の入れ替わりはあるが、幼稚園全体が落ち着きつつあり、保育者にも少しの余裕が出てきている。数年かけて丁寧に育ててきた中堅保育教諭が、結婚、出産、育児で退職し、教職員のバランスが悪い現状である。
無事6年間を過ごせたことは保育士の一丸となった努力と頑張りがあったからだと思う。これからも安全には、充分配慮しケガ・事故の無いよう心がけて安全安心を一番に考えて、充実した大和田幼稚園の教育を行ってほしい。
「同じ建物の中に幼稚園機能と保育所機能の子どもが生活しているので、教職員全員が両機能の教育・保育を理解しておく必要があると思う。」
「乳幼児保育0歳から5歳まで大和田幼稚園として教育の継続・つながりが必要であり、3歳児からの幼稚園教育になだらかな移行を計画的に行う必要がある。」
乳児の虐待など起きないよう、課題について常に全教職員で共有し安全について意識をしてほしい。
- 少子化が一段と進んでいるが、幼稚園としての長い歴史で培った質の高い幼児教育や0 歳~2 歳の3 号園児と幼稚園児の交流を通じ幼稚園教育へのなだらかな移行等本園ならではの特徴ある活動を情報発信し園児獲得につなげてほしい。
又斬新な園舎と学園グループのこども園としてのメリット(大学施設の利用・大学・短大・高校・中学校の教員・学生との交流・支援等)をホームページや園ちょこ日記などを通じ引き続き積極的にPR してほしい。
子育て支援事業(子育て相談、未就園児招待(トドラーデー)なども工夫し)等も引き続き計画的に実施していく
- 園舎での生活
- <今後の課題>
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- 少子化が一段と進んで3・4・5歳児の定員が90名となりクラス数も各学年増えた。園児が総数325人になったが、6年間の生活の中で動線・ルールも全教職員で確認・共有し安心安全について確立してきているが、人数が多いので小さなケガ・事故が頻繁に起きている。「今年度実践してきた事を細かく反省・改善し次に生かして今まで以上に細やかな計画をたてて、進めていかなければならないと思う。
0・1・2歳児の保育について
「幼稚園教育と乳幼児の生活の流れが大きく違っていて、活動内容や行事について違ってくるので、幼稚園教育の保育教諭と保育所機能の保育教諭とが連絡を蜜に取り合い、互いをしっかり理解し安全で安心な園生活を送ることができるような工夫が必要であると思う。」「ひとつの過ちが命にかかわる事故につながることもあるので、今年度行ってきた細かなシステムの確認と、保育教諭の仕事の役割分担と一人一人の責任感・資質向上が必要であると思う。」
- 少子化が一段と進んで3・4・5歳児の定員が90名となりクラス数も各学年増えた。園児が総数325人になったが、6年間の生活の中で動線・ルールも全教職員で確認・共有し安心安全について確立してきているが、人数が多いので小さなケガ・事故が頻繁に起きている。「今年度実践してきた事を細かく反省・改善し次に生かして今まで以上に細やかな計画をたてて、進めていかなければならないと思う。
- <園の見解>
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新園舎・乳幼児保育等環境が大きく変化して7年目となる。園舎の利点を十分に活用し、幼稚園だけではなく学園グループとして国際中高・幼児保育学科等学生募集・園児募集につながるように連携を深め・進めていっているところですが、コロナが5類に下がり少しずつ従来の交流に戻りつつある。大和田幼稚園では、実習生、ボランティア、アンケートなど学生の単位取得・養成、募集パンフレット作製などに積極的に連携協力してきたが、大学幼児保育学科等との交流は十分ではなかったと思われるが少しづつ回復しつつある。
今年は、工夫しながら参観などの行事を実施したが十分ではなかったので、幼稚園での生活の様子などは動画配信して保護者の皆様にお伝えし、とても楽しみにされ喜ばれている。
又、予定されていた行事は全学年・全行事を中止することなく実施出来たことは、保護者にも高い評価と感謝の言葉を頂き、教職員全員が達成感を味わっている。バスの置き去りや乳幼児虐待(不適切な保育)について
他で事件・事故が起きた時は、都度職員会議で取り上げ自分事として、それぞれを振り返り、改善点を考えてバス送迎に係る安全徹底マニュアルの改訂版の作成を行った。
虐待についても教職員同士で、話し合い率直に意見を出し合い、お互いに嫌なことも言い合える又真摯に受け止められるようにする等の確認をした。
バスの置き去りなど確認や危機意識が薄れ、マンネリ化しないように定期的に研修などを実施する。乳幼児保育も本格的に開始され幼稚園教育の教諭と保育所機能の教諭とが密に連携が取れるよう職員会議等を通じ情報交換や人事交流を行い、全ての園児・教員が安全・安心と充実した園生活を送る事が出来るように取り組む。また全園児が関わりを持つ異年齢の活動を展開しながら、お互いに認め合うことができ、人間関係を構築することができるように取り組んでいく。